差し色を使ってさりげない大人のコーディネート

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「若いころは派手な色の服も、難なく着こなせていたけど…」と、日を追うごとに地味で控えめな衣類に手を伸ばしがちなミドル世代。そんなあなたでも、普段のファッションアイテムに「差し色」を加えるだけで、こなれ感溢れるオトナなコーディネートが実現できます。

今さら聞けない！そもそも「差し色」って何のこと？

ベースである主色に添えることで、色合いを引き立たせる「アクセント」となるのが差し色。コーディネートに限らず、インテリアやヘアカラーにも共通して使われます。

差し色の上手な使い方とは？

差し色は「さりげなさ」がポイント。そのため、差し色がコーディネートに占める割合が小さいほど、こなれ感が出ます。そして、重要となるのがカラーチョイス。差し色として取り入れた色が、コーディネートのベースとなる色と同系色になってしまうとアクセントが効かないのです。差し色として使用する色は、ベースカラーとは正反対の「補色」を選択するのが理想的です。補色はカラチャートを活用すると、一目で分かりやすく便利です。しかし複数の色を、たくさんのアイテムに使用するのはタブー。それぞれの色がベースカラーとうまく調和したとしても、差し色同士が色のバランスを台無しにしてしまいます。差し色は目につきやすい分、シンプルに「1色」で使用することでさりげない遊び心が演出できます。

差し色に効果的なアイテム

差し色といっても、どのようなアイテムで取り入れるべきなのかピンとこないあなたに、差し色として使いやすいアイテムをいくつかご紹介します。

バッグ

形やサイズもバラエティ豊富なバッグ。差し色を取り入れるのに自信がない人でも、手に持つだけで、コーディネートの雰囲気を変えることができます。ベースカラーが占める割合を考慮して、差し色となるバッグのサイズを調節するとバランスの取れたコーディネートの完成です。

靴

出かけるときに必ず身に着ける靴は、季節やシーンによって素材やデザインで使い分けられるので、差し色として活用するのに便利です。全身が同色のコーディネートは無難ではありますが、どこかぼやけてだらしない雰囲気に。そこで足元に鮮やかな色のスニーカーやサンダルを履くだけでも、全体がパキッと引き締まります。最近では、靴自体に差し色を加える人も増えてきており、無難なベースカラーの靴に鮮やかな色のソールをカスタマイズすることで、さりげない差し色を取り入れることができます。

ストール

シンプルなコーディネートからユニークなコーディネートまで、シックにまとめてくれるストール。首周りに巻くだけで、手間を掛けることなくワンランクアップしたコーディネートに様変わりします。肩にかけてスーツジャケットの襟から数センチのぞかせるだけでも、差し色がアクセントとなり高級感を漂わせます。

インナー

お堅いコーディネートでも、華やかな演出が可能になるインナー。質の良いジャケットやパンツをもっと引き立たせるために活用したいアイテムです。普段は手に取らないような目に鮮やかな色でも、インナーに取り入れるだけでスタイリッシュな仕上がりを実現します。さらに、ベストやスウェット、スーツのインナーを差し色に、裾や襟をちらりと見せると、さり気ないお洒落が楽しめます。

靴下

上品なアレンジにもポップな雰囲気にも、差し色として大活躍するのが靴下。どの靴下も同じ形である分、靴下の色で遊ぶことで他の人と差を付けることができます。スニーカーから差し色をのぞかせてポップに若々しく。フォーマルなローファーやパンプスと合わせてエレガントに。コーディネートを様々な表情へシフトしてくれます。

帽子

被るだけで、全身をスタイルアップできる帽子。服全体をシンプルにまとめた後、差し色に帽子を使用するだけで、顔周りを華やかにし、全身に洗練された印象を与えてくれます。時計やアクセサリーを身に付けなくとも、コーディネートを引き立たせます。

まとめ

今回は「差し色」を使った大人のコディネート法をご紹介しました。「無難なコーディネートに飽きた」「普段着に遊び心を取り入れたい」というミドル世代のあなたも、「差し色」で普段のコーディネートに差を付けませんか？